2022/08/21
インプラントの期間を短くするには、どうすればよいか?|名古屋市守山区の鈴木歯科医院
こんにちは。名古屋市守山区の歯医者、鈴木歯科医院です。
インプラント治療期間は短いほうがいいですよね。
インプラントを顎骨に埋入して、オッセオインテグレーションしたら型をとって補綴装置を入れて完成。というのがインプラントの治療の大きな流れです。
インプラント体を埋入して型をとるまでには1回法と2回法の2種類があります。
すなわち、手術が1回か2回かと言うことで当然患者様にとって優しいのは1回でしょう。
1回法は、2回目の手術でつけるアバットメントと言う仮のフタを1回目の手術でつける方法です。
これが可能なのは、最初にインプラント体を埋入する手術の際に初期固定が得られていれば可能になります。 患者様にとっては低侵襲で治療期間を短縮できるメリットのある治療になります。
術者にとっても外科的治療によるトラブルを最小限にするメリットが考えられます。 そこで重要になってくるのが、良好な初期固定を得るにはどうするかと言うことです。
インプラントが骨と結合する過程では、
①初期固定(摩擦による固定= 機械的嵌合)、
②2次固定(生物学的固定)の2種類の固定があります。
骨との結合(固定)を客観的に測定する方法として、共鳴周波数分析(ISQ = Implant Stability QuotientValue)が有効であると考えられています。
インプラントと骨の結合の安定性は
①骨、②インプラント、③ドリリング、④時間 の4つの要素に関係すると考えられます。
これらの要素を効果的に実現するには術者の知識、経験、技術力、様々な事柄が関係してきます。
長期間安定したインプラントを可能にするには様々なことを考慮する必要があるのですね。